おしゃれな髪型を楽しみたいのに、くせ毛で扱いが難しいと悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
「うねる」「広がる」「はねる」などデメリットに感じられることの多いくせ毛ですが、カットやアレンジ次第でお悩みを解消できることも!
今回はくせ毛を活かした髪型をバリエーション豊富にご紹介。
くせ毛だからこそ簡単にできるヘアアレンジもピックアップしたので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
※髪質、髪の履歴などによって、希望の仕上がりにならない可能性があります。担当の美容師と相談のうえ、施術内容を決めることをおすすめします。
くせ毛はチャームポイントにできる!
Instagramでは「#くせ毛風パーマ」が10万件以上投稿されており、くせ毛ならではのニュアンス感のある絶妙な動きを再現したい人も少なくありません。
コンプレックスになりがちなくせ毛をカットやスタイリングでデザインとして取り入れれば、あなただけの魅力として活かせます。
くせ毛を個性やチャームポイントとして活かして、おしゃれをもっと楽しみましょう!
くせ毛のタイプは主に4つ
実は、日本人の70%以上が髪に何らかのくせが含まれているといわれています。
くせ毛のタイプは大きく4つに分けられ、それぞれ特徴があります。
タイプ | 特徴 |
---|---|
波状毛(はじょうもう) | 波打つようにS字にうねっている 大きい波~小さい波までくせの程度によって見た目が大きく変わる 特徴は湿気の影響で広がりやすいこと 日本人のくせ毛で最も多い 比較的お手入れしやすいタイプで、パーマ風にくせ毛を活かした髪型を作りやすい |
捻転毛(ねんてんもう) | 髪の毛1本1本がねじれている 特徴はねじれて細くなっている部分が切れ毛になりやすい、パサついて広がりやすいこと 傷んでいるように感じることも少なくないので、素人ではくせ毛だと判断しづらい場合も ねじれが強いとお手入れがしづらい傾向にある |
縮毛(しゅくもう) | チリチリとした印象で縮れが強い 湿気や乾燥にあまり影響を受けない くせが強いため全体にボリュームが出やすく、ツヤを感じにくいのが特徴 カットでコントロールするのが難しいため、くせをそのまま活かすか縮毛矯正をかけること多い 日本人には少ないタイプ |
連珠毛(ねんじゅもう) | 数珠が連なったように、1本1本の髪の毛に細い部分と太い部分がある 太さが均一ではないため、ポコポコとした手触り 特徴は細い部分がもろく切れ毛が起きやすいこと ダメージに弱く髪が切れやすいので、髪への負担が大きい施術が難しいことも |
波状毛と捻転毛が混在していたり、全体は直毛なのに一部だけ波状毛だったりと1人ひとりくせ毛のタイプは異なります。
自分の髪質の特徴を知っておくと、くせ毛とうまく付き合えるようになりますよ。
【レングス別】くせ毛を活かした髪型9選
ここからは、くせ毛を活かした髪型をレングス別にご紹介します!
くせ毛×ショート・ショートボブ
くせ毛だからショートにすると「ハネたり広がったりして扱いにくそう……」と諦めている人も多いですよね。
しかし、ボリュームが出やすいくせ毛はショートやショートボブのような短いレングスの髪型と好相性!
- ひし形シルエットの髪型
- 適度な毛量調整で軽くしすぎない
- ボリュームは高い位置に
この3つのポイントをおさえたカットとスタイリングをすれば、垢抜けたおしゃれな髪型になります。
ヘアトレンドでレイヤーカットが人気ですが、くせ毛による広がりを抑えるためにレイヤーは入れ過ぎないようにするのがいいでしょう◎
くせ毛×大人っぽさ際立つハンサムショート
くせが弱めで、柔らかい髪質の人におすすめなくせ毛を活かせるハンサムショート。
うねりによる広がりを活かせば、バランスのいいひし形シルエットに仕上げられます。
ハンサムショートのクールさは残しつつ、くせ毛のニュアンスある動きで柔らかい雰囲気に。毛束感のあるウェットな仕上がりで、ヘルシーな色気が漂います。
くせ毛×キュートなカーリーショート
伸ばしかけのショートにあえてパーマをかけ、毛先にたっぷり動きを出したスタイルです。
マンネリになりがちな伸ばしかけヘアにパーマをかければ、スタイリッシュにアップデート!おしゃれ見えするのにスタイリングも楽になるのがパーマのうれしいメリットです。
前髪もS字のセンターパートで動きを出し、こなれ感があるので子どもっぽくなりません。
くせ毛×すっきりコンパクトショート
高めの位置にボリュームを持たせたコンパクトショートは、くせ毛を活かせばふんわりとしたシルエットに。
襟足をしっかりと引き締めることでメリハリのある髪型になります。
ショート・ショートボブは、伸びてくるとくせでシルエットが変わるので、1~2ヶ月ごとにメンテナンスカットをするといいでしょう。
くせ毛×ミディアム
広がりやパサつきを感じやすいくせ毛は、軽やかに見えるレングスがおすすめ。
「ショートはハードルが高い」「ファッションのテイストにショートが合わない」という人にぴったりなのがミディアムです。
- 重く&軽くなり過ぎないスタイル
- レイヤーはほどよく
- ヘアカラーするなら寒色系を選ぶ
を意識すると、ミディアムでくせ毛が活かしやすくなります。
ミディアムは重すぎると扱いづらく、軽すぎると広がりやすくなるので適度に毛量をコントロールすることが大切です。
乾燥すると広がって見えるので、スタイリング剤にこだわって形をキープしましょう!
くせ毛×外ハネミディアム
肩に当たってハネやすい毛先は、外ハネでおしゃれに活かすのがGOOD!
外ハネは内巻きや巻き髪に劣らない定番スタイルで、扱いやすい長さにカットしておけばラフに動きを出せスタイリングも簡単です。
シンプルな髪型なので、前髪のありなしで印象が大きく変わります。可愛い印象に仕上げたいなら前髪ありで。前髪なしで束感のあるウェットな仕上がりなら大人っぽさを演出できますよ。
くせが弱めならレイヤーを入れてくびれヘアにするのもおすすめです◎
くせ毛×トレンドのウルフカットパーマ
ウルフカットにパーマを組み合わせたスタイルはトレンド感たっぷり◎
パーマをかけることで扱いが楽になり、軽やかでラフな動きが出ます。
前髪もカールしているので統一感があり、前髪のくせ毛でお悩みの人にもぴったりのスタイルです。
くせ毛×エアリーなモードスタイル
ゆるいくせ毛や毛量が多くない人は、切りっぱなしスタイルにするのもおすすめ。
作り込まなくてもアンニュイな髪型が完成します。
甘すぎない洗練された印象は、くせ毛の柔らかな動きならではといえるでしょう。
くせ毛×ロング
ロングは髪の重みでくせ毛が落ち着きやすく、特に根元のくせが強い人と相性のいい髪型です。
ふんわりと動きのあるロングなら黒髪や暗髪でも重たく見えません。
- 広がりをカバーするため軽くしすぎない
- 雨の日はまとめ髪にする
- 前髪のくせが気になるなら長めがベター
上記3つのポイントで、くせ毛でもロングが楽しめるように。
多毛はロングでも広がりやすいので、毛量調整が大切です!
くせ毛×魅力的な大人スタイル
強めのくせ毛を大胆に活かせば、まるでパーマをかけたようなおしゃれ上級者見えする髪型に!
周りと差を付けられ、魅力を底上げできます。
くせが強く毛先が広がりやすいタイプの人は、カットで毛量調整を行い、ボリュームをコントロールすると扱いやすいでしょう。
くせ毛×馴染ませパーマ
毛先を中心に大きくゆるめのパーマをかければ、くせも馴染んでラフな動きを演出できます。
顔周りがすっきりするオン眉で、ロングでも重見えせずバランスがとれますよ◎
短めの前髪にしたいけれどくせ毛が気になるという人は、ポイントでストレートパーマをかけると収まりがよくなります。
くせ毛×個性あふれるウェーブヘア
たっぷりとレイヤーを入れる「グランジレイヤー」でくせ毛をコントロール。
ウェービーな仕上がりで重さを感じさせず、個性あふれるかっこよさで大人女性におすすめです。
くせ毛を活かしたヘアアレンジ4選
いまどき感のあるヘアアレンジは、事前にベースをコテで巻いて抜け感を出すのがトレンドです。
くせの程度によってはベース巻きの工程を飛ばしても、髪に動きがありまとめ髪をほぐすだけでかわいいヘアアレンジが完成することも!
ここからはくせ毛と相性のいいヘアアレンジをご紹介します。
くせ毛のまとめ髪アレンジ
くせ毛×三つ編み・編み込み
アレンジの大定番の三つ編みは、簡単なので不器用な人でもマスターしやすいです◎
三つ編みをほぐしてくせ毛を活かせば、こなれた立体感が生まれ大人かわいいツインテールの完成です。
くるくるとした前髪も全体の動きとマッチして、顔周りが華やかに仕上がります!
三つ編みアレンジをもっと見たい人はこちらをチェック!
くせ毛×ポニーテール
こなれ感のあるポニーテールには、ベースを巻いておくのがマスト!
写真のようにひと手間加えたローポニーは、おしゃれ度がアップ◎
「顔周りのおくれ毛を巻いておく」「トップはペタンとさせない」この2つのポイントです。
ポニーテールは、カチューシャや紐を使ったアレンジと組み合わせても楽しめますよ♡
ポニーテールアレンジをもっと見たい人はこちらをチェック!
くせ毛のヘアアクセサリーアレンジ
くせ毛×カチューシャ
カチューシャで旬顔にするには全体のセット感がポイント!
スタイリング剤でくせ毛を整えておきましょう。
前髪がうまく決まらないときは、思い切ってカチューシャで上げてすっきりさせるのもおすすめです。
前髪のくせ毛を活かすなら、束感を作って薄めにすると◎
くせ毛×ヘアクリップ
時間のない朝でもパッと完成するのが、ヘアクリップを使ったアレンジ。
くせ毛がうまくまとまらないときでも簡単にヘアセットできます。
写真のように後ろでまとめるのはもちろん、サイドだけをねじって留めるなどアレンジも自由自在です。
ヘアクリップを使ったアレンジをもっと見たい人はこちらをチェック!
くせ毛のFAQ
くせ毛の原因ってなに?
「先天的なくせ毛」と「後天的なくせ毛」の2つに分けられます。
先天的なくせ毛の場合
先天的なくせ毛は、多くが遺伝によるものだといわれています。
両親がくせ毛でなくても、祖父母からの隔世遺伝でくせ毛になるパターンもあります。
生活習慣の見直しや、ヘアケアなどで少なからずカバーできますが髪質を大きく変えるのは難しいでしょう。
後天的なくせ毛の場合
- 加齢
- ホルモンバランスの変化
- 生活習慣の乱れ
- アイロンやコテ、紫外線などによる髪へのダメージ
- 頭皮の毛穴詰まり
- 髪、頭皮の乾燥
などが、後天的なくせ毛の要因に挙げられます。
年々くせが強くなってきたと感じる場合は、加齢や髪へのダメージが原因であることが多いようです。
後天的なくせ毛は、正しいヘアケアや生活習慣の改善でくせの悪化を防げるケースもあります。
どんなくせ毛でも髪型で活かすことは可能?
くせ毛の種類や程度によっては、カットやスタイリングでカバーするのが難しいケースもあります。
くせ毛の扱いに困ったら、縮毛矯正するのもひとつの手でしょう。
くせ毛を扱いやすくするにはどうすればいい?
髪の乾かし方が重要です。
髪は濡れた状態から乾くときに形付けられます。
お風呂上りは素早くていねいに乾かしましょう。
ドライヤーはキューティクルが開いてしまわないよう、根元から毛先に向かって風を当てます。
くせを活かして乾かすには、くせ毛を引っ張らずやさしく握るように乾かすのがおすすめ。
ふわふわとした仕上がりになりますよ。
パサつき気になる場合は、オイルや洗い流さないタイプのトリートメントでケアしておくと乾燥を防げます。
くせ毛におすすめのスタイリング剤はなに?
くせ毛を活かすにはスタイリング剤選びが欠かせません。
くせ毛は直毛に比べて髪が乾燥しやすい傾向なので、保湿力のあるスタイリング剤を選びましょう。
ナチュラルに仕上げる場合は、シアバターやオイル、軽めのワックスがおすすめ。
パーマのようにくせ毛を活かしたいなら、ジェルやムースなど水分を含んだスタイリング剤が適しています。
くせ毛を活かした髪型でおしゃれを楽しもう!
うねったり広がったりしやすいことから、悩む方も多いくせ毛。
縮毛矯正やストレートパーマなどでくせを改善する方法もありますが、くせ毛を活かせる髪型を選べば魅力的なチャームポイントになります。
髪質やくせ毛の種類、顔のタイプなどに合わせて担当美容師と相談しながらぴったりの髪型を見つけてみてください!