頭皮から細かく網目を作ったコーンロウは、スポーツ選手やダンサーの間でも人気なヘアスタイル。
コーンロウはまっすぐ編み込む基本スタイルから、複雑な模様を描くスタイルまでアレンジはさまざまです。
この記事では個性的なヘアスタイルのひとつであるコーンロウの特徴やセット方法、ケア方法、デザインカタログをご紹介します!
コーンロウが気になっている人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
コーンロウってどんな髪型?
コーンロウとは、アフリカをルーツとする伝統的な髪型のひとつで、トウモロコシのように見えることからコーンロウと呼ばれています。
髪をいくつかのブロックに分けて、頭皮から細かく編み込んでいきます。
コーンロウの基本スタイルは、髪の生え際から襟足に向かってまっすぐ編み込むものですが、最近では側頭部など頭の一部に複雑なデザインを描くようなスタイルもトレンドとなっています。
似た髪型で「ブレイズヘア」というものがあります。
ブレイズヘアとコーンロウの違いは、ブレイズヘアは毛束を三つ編みして下ろすスタイルであるのに対し、コーンロウは頭皮から編み込むスタイルです。
ブレイズヘアよりもコーンロウのほうがデザインの幅が広く、より個性的な髪型にすることが可能です◎
また、コーンロウとブレイズヘアを組み合わせたヘアスタイルにする人もいます。
コーンロウはデザインやアレンジの幅が広く、楽しみ方がたくさんありますよ!
コーンロウのやり方
初心者でもわかりやすい、コーンロウのやり方を解説します。
コーンロウのセットに必要なもの
- コーム
- ワックス
- ダッカールまたはヘアクリップ
- 小さいヘアゴム
コーンロウのセット方法
- コーンロウにしたい部分を残し、他の部分をブロッキングしておきます。
ダッカール、またはヘアクリップでブロッキングした部分を留めておきましょう。 - コーンロウにする部分に、まんべんなくワックスをつけていきます。
ワックスは手のひらに馴染ませてから使うことで、綺麗につけられますよ。 - コーンロウにする部分を、コームの先を使って丁寧にブロッキングします。
1と同じように、ダッカールまたはヘアクリップでブロッキングした部分は留めておきます。 - 毛束を3つに分け、髪の生え際からきつく編んでいきます。
左右の毛束を下に回しながら編む裏編みをしましょう。 - 毛先まで編み込んだら、しっかりとヘアゴムで留めます。
- 他の毛束でも4、5を繰り返していけば、コーンロウの完成です。
ストレートヘアの人は髪を編み込むのが難しいので、ヘアアイロンやコテでしっかりと巻いておきましょう。
ハードめなワックスを使うと髪が編みやすくなります。
コーンロウのケア方法
次は、コーンロウのケアするときのポイントを解説します。
シャンプーは優しく
基本的には、水を使わないドライシャンプーを使うことが多いです。
しかし、汚れによる頭皮へのダメージを軽減させるために通常のシャンプーを使うこともあるので、ここでは通常のシャンプーの方法をご紹介します。
まず、シャワーは編み込みが崩れないように、水圧を弱めてコーンロウの編み始めから毛先までを濡らします。
地肌の部分は指でなぞるように洗いましょう。
髪の表面は、シャンプーを泡立ててからパッティングするように優しく洗います。
べたつきやかゆみの原因となるので、コーンロウ部分にコンディショナーやトリートメントは使わないようにしてください。
すすぐときも、弱めのシャワーでしっかりとシャンプーを洗い流しましょう。
タオルドライでしっかりと水気を取る
タオルでコーンロウ部分を包み、ぽんぽんと叩くようにしてしっかりと水気を取りましょう。
時間はかかりますが、ドライヤーで根本まで乾かすことで、においやフケを防げますよ。
ワックスやジェルを使う
抜け毛や遊び毛が編み込みから飛び出てきたら、ワックスやジェルを髪の表面につけて抑えるようにしましょう。
寝ている間にぐちゃぐちゃに崩れないように、ワックスをつけてからナイトキャップなどを被って寝ることで編み込みを守れます。
コーンロウのデザインカタログ
ここからはコーンロウのデザインカタログをご紹介します。
セルフでコーンロウにするときや、美容院でコーンロウをオーダーするときの参考にしてくださいね♡
基本的なコーンロウ
前髪の生え際から襟足に向かってまっすぐ編んでいくのは、コーンロウの基本的なスタイルです。
頭皮と髪ではっきりと色が分かれるので、黒髪との相性もぴったり!
文化祭や体育祭などのイベントでコーンロウにする学生さんもいるようですよ。
アレンジに悩む人は、まず基本的なコーンロウにチャレンジしてみてくださいね◎
コーンロウ×ミディアム
こちらはコーンロウの編み込みを、並行に作ったスタイルです。
短めの襟足がぴょこっと出ている可愛いミディアムヘアのコーンロウになっています。
綺麗なコーンロウを作るコツは、編み込む前の髪にパーマをかけること。
コーンロウはかっこいいファッションとの相性もばっちりです。
コーンロウ×ロング
襟足を過ぎたところまで編み込み、長い毛先を残したこちらのコーンロウは、クールとエレガントのいいとこどりなヘアスタイルです♡
コーンロウはエクステをつけていてもナチュラルに馴染みやすく、自然と組み込めるスタイル。
きっちり編み込んだコーンロウに対し、ゆるくカールさせた毛先のギャップがポイントです◎
コーンロウ×ポニーテール
コーンロウの編み込みの終わりを頭の上に作り、長い後ろ髪をポニーテールにしたスタイルもかっこいいですよ◎
コーンロウは、さまざまなヘアスタイルとの組み合わせができるんです。
なかでもポニーテールは、コーンロウのアレンジの基本。
ダンサーのようなかっこいいスタイルになります♡
コーンロウ×ポニーテール×ブレイズヘア
ポニーテール部分まで細かく編み込んだブレイズヘアとの組み合わせも、コーンロウにはぴったりです。
さらにカラーエクステをつけて編み込むことで、個性が引き立ちます。
ブロンドカラー以外にもさまざまな色のエクステを組み込む人もいますよ。
クールかつド派手にキメたい人は、コーンロウにいろいろなアレンジを加えてみてくださいね◎
コーンロウ×ブレイズヘア×ビーズ
コーンロウで編み込んだ髪の毛先にビーズをつけることで、エスニックな雰囲気が増しつつポップな印象になります。
ブレイズ部分にホワイトカラーを入れると、おしゃれ度アップ♡
髪全体を編み込んでいるので、ロングヘアでもスッキリして見えます。
ワイルドなファッションとの相性がとてもいいヘアスタイルです◎
デザインコーンロウ×ブレイズヘア
コーンロウの魅力といえば、デザインをアレンジしやすい点です。
コーンロウが得意な美容師さんのなかには、複雑なデザインに対応してくれる人もいます。
デザインコーンロウを取り入れたこの髪型は、コーンロウの魅力を活かしたスタイル◎
コーンロウから徐々にカラーを入れ、ブレイズ部分でブロンドにするグラデーションもおしゃれポイント高めです♡
コーンロウ×ハートデザイン
側頭部にコーンロウでハート型を作っている人を、見たことがある人もいるのではないでしょうか。
もちろん、コーンロウではハート型だけではなく、星型や幾何学的な模様など、さまざまなデザインを楽しめます。
頭にデザインを取り入れたい人は、コーンロウが得意な美容師さんに相談してみてくださいね◎
デザインコーンロウで、周りとは違った自分を演出していきましょう!
サイドコーンロウ
サイドだけをコーンロウにしたスタイルも、トレンドのひとつ。
サイドコーンロウは全頭を編み込むよりも時間がかからず、短めの時間でコーンロウに挑戦したい人にもおすすめのスタイルです。
髪が短いとコーンロウにするのが難しいことがあるのですが、コーンロウの得意な美容師さんに相談すれば対応してもらえることも。
「短髪でもコーンロウにしたい!」という人は、ぜひ美容師さんに相談してみてくださいね。
サイドコーンロウ×盛り髪
サイドコーンロウ×盛り髪は、お祭りや成人式・卒業式に活躍するヘアスタイル!
頭の左右でメリハリのある盛れた髪型になっています。
可愛さとかっこよさの両方を兼ね備えたスタイルで、他の人と被らない個性をアピールできます。
大きな花飾りやキラキラしたアクセサリーで、どんどん盛っていきましょう♡
コーンロウ×前髪×お団子ヘア
前髪を残したコーンロウも、個性的なスタイルのひとつです。
毛先はお団子ヘアにしてまとめることで、スッキリとしたヘアスタイルになります。
青いエクステもいいアクセントになっています♡
イベントなどで個性をアピールしたいときにぴったりな髪型ですよ◎
コーンロウ2本×ブレイズヘア
コーンロウの基本は複数本を細かく編み込むものですが、2本の太い編み込みデザインだってあるんです。
「本数の多いコーンロウにチャレンジする勇気がない」という人は、まず2本だけ作ってみるといいですよ◎
ブレイズ部分ではっきりと色が分かれていて、メリハリの効いたスタイルとなっています♡
コーンロウのよくある質問
コーンロウに関するよくある質問をまとめました!
コーンロウにチャレンジする前に、気になる点をチェックしてみてくださいね。
コーンロウは何日保ちますか?
コーンロウは、1週間〜10日ほど保ちます。
髪が伸びて編み込みがゆるんできたタイミングで、コーンロウを外しましょう。
コーンロウはシャンプーが難しいので、衛生的な面で見ても1週間〜10日ほどで外したほうがいいことも。
なお、コーンロウを外すときに、編み込みの中に絡まっていた抜け毛が一気に落ちてくることがあります。
抜け毛が多く感じるのは、コーンロウのせいで髪が傷んだのではなく、数日分の抜け毛が出ているからという点を覚えておきましょう。
コーンロウに必要な髪の長さは何センチ?
コーンロウは頭皮から細かく編むのが特徴のヘアスタイルなので、基本的には10〜15センチほどの髪の長さが必要になります。
それよりも短いと編むのが難しくなるだけではなく、編み込みから毛先が飛び出て見栄えが悪くなってしまうことも。
ただ、短めの髪でもコーンロウにしてくれる美容師さんはいます。
「短髪でもコーンロウにチャレンジしたい!」という人は、コーンロウが得意な美容師さんに相談してみましょう。
コーンロウでいつもと違う雰囲気に挑戦しよう!
コーンロウは、インパクトの強い個性的なヘアスタイルです。
文化祭や体育祭をはじめとした気合を入れたいイベントに臨むときなど、ガラリと雰囲気を変えたいときにぴったり。
いつもと違った自分になりたいときには、コーンロウを取り入れることでよりおしゃれを楽しめるはず。
コーンロウはデザインの幅が広いので、自分に合ったスタイルを見つけてみましょう!