ハイトーンにするなら必須のブリーチ。しかし、髪へのダメージが気になり諦めている人もいるのでは。
そんな時に知っておきたいのがケアブリーチ。従来のブリーチよりもダメージを抑えることができます。
ケアブリーチです。今回は、最近話題のケアブリーチのメリットやデメリットを詳しく解説します!ケアブリーチでできるおすすめヘアカラーも紹介するので、興味がある人は参考にしてみてください。
※本記事で紹介するのはあくまで一例です。ご自身の担当者と相談のうえ、最適な施術方針を決めていただくことをおすすめします。
※施術によってはアレルギー反応や赤み等のリスクが生じる場合がございます。ご不安のある方は必ず担当者や担当医に事前確認を行なってください。
ケアブリーチとは?
ケアブリーチとは、ブリーチのなかにケア剤を混ぜて髪を脱色すること。
ケア剤がプラスされることにより、ブリーチによるダメージを抑えながら髪色を明るくできます。
「ブリーチは髪の毛が傷む」と感じる人もいるかもしれませんが、ケアブリーチはそのイメージをくつがえす施術です。
普通のブリーチと近いハイトーンカラーを、髪ダメージを抑えながら楽しめるのがケアブリーチの最大のメリット。
「ダメージをできるだけ抑えながら明るい髪色を楽しみたい」という人に注目されています。
ブリーチとケアブリーチの違い
ブリーチは、簡単にいうと過酸化水素などの酸化によって髪の色を脱色する施術のこと。
ブリーチ剤はアルカリ性の物質。髪の毛は弱酸性なので、ダメージを受けます。
ケアブリーチにはケア剤が入っているため、ダメージを抑えられるという仕組みです。
通常のブリーチとケアブリーチの違いは、施術後のダメージに違いです。
ケア材が含まれるケアブリーチは、ダメージがゼロとまではいいませんが傷みが少なくなります。
そのため、比較的気軽に明るい髪にカラーチェンジができるのです。
また、ケアブリーチには種類がある点も覚えておきましょう。
- ファイバープレックス
- マイフォース
- スマートボンド など
どれもケアブリーチの製品名ですが、配合されている成分に違いがあります。
なかでもファイバーフレックスは、ケアブリーチの代名詞になるほど有名な薬剤です。
ジカルボン酸という成分が含まれており、ブリーチによる髪へのダメージを軽減します。
ファイバーフレックス含め、他の製品もブリーチよりも傷みは少なくなっているので安心してくださいね。
ケアブリーチのメリット
ケアブリーチは、髪の傷みを抑えながら脱色ができるヘアカラーのメニューです。
ダメージが少ないこと以外にも、実はさまざまなメリットがあります。
- ダブルカラーをするより色持ちがよくなる
- 仕上がりの質感がよくなる
それぞれ詳しく見ていきましょう。
ヘアカラーの色持ちがよくなる
ケアブリーチで、髪の毛の傷みが少なくなれば、それだけで色持ちがよくなったと感じられます。
色持ちが悪くなるのは、開いてしまった表面のキューティクルから色素が流れ出るのが原因です。
傷みが少なくなると、キューティクルが剥がれ落ちにくくなり、内部の色素が保たれます。
Good!
ブリーチをしてダブルカラーをしたら、その色が抜け出すのは1週間ほど。ケアブリーチだと、2週間前後まで保つようになる!
色持ちがよくなれば、髪を染める頻度も減らせるでしょう。
ただし、色持ちのよさは普段のホームケアでも差が出てきます!
洗浄力の弱いシャンプーを使うなど、ダメージを気にしながらケアできると、さらに色持ちがよくなるので要チェックです。
例えば、以下のようなホームケアがおすすめ。
- ケアブリーチ当日にシャンプーしない
- 高温でアイロンを使わない
- 髪を乾かずに寝ない など
毎日の習慣で、さらに色持ちを良くしていきましょう。
仕上がった後の質感がよくなる
髪の毛の傷みが少なくなれば、髪の毛の質感も変わります。
例えばブリーチによるダメージでキューティクルが開いたままの場合、手グシをしただけで引っ掛かりを感じるでしょう。
Good!
ケアブリーチはケア剤が入っているブリーチです。
キューティクルへのダメージが少ないため、引っ掛かる頻度も大きく減るところが魅力といえます。
ケアブリーチにより髪へのダメージが抑えられると、手触りや見た目にも違いが出てくるでしょう。
加えてホームケアをしっかり行うことで、ツヤも出ます。
仕上がりに満足したい人は、ケアブリーチの利用を検討してみてくださいね。
ちなみに、ブリーチだけだと、髪の毛が溶けて切れ毛がひどくなることも。
その状態で脱色をしたら、色持ちどころか髪の毛そのものが短くなり、パサつきでセットもしにくくなるので要注意です。
ケアブリーチのデメリット
一見メリットが多いように見えるケアブリーチですが、デメリットもあります。
- 加算されるから価格が高くなる
- ダメージをゼロにはできないから人によっては落胆する
- 美容師選びが大事になるから最初は少し手間がかかる
上記のデメリットが気になる人は、うまく対策してからチャレンジしてみてください。
一般的なブリーチより価格が高くなる
ケアブリーチは、通常のブリーチよりも価格が高くなってしまいます。
通常のブリーチだと1回の施術で7,000円前後します。
ケアブリーチだと、さらに1,000円前後加算される場合があります。
- 通常のブリーチ代:7,000円前後/1回+ヘアカラー代金など=20,000円ほど
- ケアブリーチ代:7,000円前後/1回+ケアブリーチ代金1,000円前後+ヘアカラー代金など=25,000円ほど
あくまで上記の料金は目安です。
染める髪色により金額に違いが出るので、あらかじめ担当美容師に確認しましょう。
ダメージをゼロにすることはできない
ケアブリーチといっても、髪へのダメージがゼロになるわけではありません。
脱色剤なことに変わりはないので、すでに髪の毛が傷んでいる人がケアブリーチを使用しても、効果が実感できないこともあり得ます。
- 洗浄力の弱いシャンプーに変える
- 半乾きの状態で夜に寝ない
- アイロンも頻繁に使わない など
ケアブリーチ後は、上記のようなホームケアもしっかり行いましょう。
色持ちだけでなく、髪触りもよくなってくれます。
ケアブリーチを取り扱っているサロン探しが必要
ケアブリーチをするには、美容師側にある程度のスキルが必要になります。
そのため、満足できる美容師を探すのに苦労する人もいるでしょう。
まずはケアブリーチを取り扱っている美容室かどうか確認しましょう。そのうえでサイトや口コミなどをチェックして、ヘアカラーの評判が良い、あるいはケアブリーチが得意な美容師を探してみてくださいね。
minimoには、美容室だけでなく美容師個人の口コミも多数寄せられています。
ケアブリーチやブリーチを使ったヘアカラーが得意な美容師を探してみてくださいね。
ケアブリーチをする前に知っておきたいQ&A
ここでは、ケアブリーチに関するQAをまとめています。
気になる点や疑問は、ここで一気に解決しておきましょう。
Q1:自宅でケアブリーチできる?
A:基本的に美容室でケアブリーチをしたほうが良い!
ケアブリーチは市販での取り扱いがありません。
自宅でケアブリーチをする場合、サロンで使うものを用意する必要があります。
その手間さえ克服できれば、自宅でもケアブリーチ自体は可能です。
しかし、ブリーチは美容師であっても難しい施術のひとつ。
自宅できれいに脱色できる人は少ないといえるでしょう。
Not Good…
- 髪の毛がチリチリになって切れ毛になった
- 根元が明るくなりすぎた
- 頭皮がピリピリして赤くなった など
きれいに脱色したいのなら、自宅でケアブリーチをしないほうが無難です。
Q2:1回のケアブリーチでどこまで明るくなる?
A:通常のブリーチと大きく変わらない!
ケアブリーチは、ダメージが少ない分、1回分の効果が落ちるのではと思う人は少なくないでしょう。
じつは、ケアブリーチを選んだとしても、1回分の明るさは大きく変わりません。
通常ブリーチをした場合、状態によりますが、1回で15トーンほど明るくなるとされています。
ケアブリーチでも1回で14トーンほど明るくなるので、誤差の範囲といえるでしょう。
ケアブリーチができるおすすめの色
ケアブリーチは、通常のブリーチ剤とほとんど同じ色の表現ができます。
通常のブリーチ剤よりも色が抜けにくいという特性を活かし、鮮やかなヘアカラーを楽しみましょう。
アッシュ
日本人の髪をブリーチをすると暖色が残りやすいこともあり、ケアブリーチ後のヘアカラーは寒色系が人気です。
その中でも透明感が出せるアッシュは王道!
ただし、たとえケアブリーチであっても徐々に色が抜けていきます。
カラーシャンプーを使って色素を補い、綺麗な髪色をキープしましょう。
マット
マットとは、グリーン系の色味になります。
ケアブリーチで赤みを抜いたら、マットのカラーで染めてもらうと、さらに赤みが抑えられて透明感が出せるでしょう。
色が抜けた後は、黄色っぽい髪色を楽しめますよ。
また、柔らかい雰囲気も出せるので、ふんわり感を出したい人にもおすすめの髪色になります。
赤
アッシュやマットでは物足りない人は、赤がおすすめです。
もともと日本人の髪の毛は、赤みが入っているため、1回のケアブリーチで十分綺麗な色になるでしょう。
ケアブリーチ初心者や個性を出したい人はぜひチャレンジしてみてくださいね。
ピンク
ピンクも、日本人の髪色と相性が良い色味になります。
1回のケアブリーチでも落ち着いたピンクに仕上がるので、ダブルカラー初心者に安心です。
赤よりもフェミニンかつ柔らかい雰囲気が出せるのも大きなポイント!
どんなレングスとも相性が良いので、個性を出したい人は挑戦してみましょう。
パープル
上品な色味にしたい人はパープルがおすすめ!
少し髪に赤みが残った状態でも、綺麗なパープルブラウンに仕上がります。
落ち着いた髪色なので、奇抜な印象は避けたい人にもおすすめです。
ダメージの少ないケアブリーチでハイトーンカラーを楽しもう!
ケアブリーチのメリットや気になる疑問、おすすめの髪色についてご紹介しました。
ケアブリーチはブリーチのいいとこ取りの施術になるので、ダメージが気になる人も安心して挑戦できます。
とはいえ、美容師さんのヘアカラーの技術力が必須です。
口コミなどをしっかり確認したうえで、ケアブリーチでのハイトーンカラーを楽しんでみてくださいね。