仕事や学校などで普段ネイルができない人も、好きなタイミングで手軽に楽しめるのがネイルチップ♡
さまざまなネイルデザインを気軽に楽しめる反面、すぐに取れてしまうというデメリットも。
今回は、ネイルチップをストレスなく活用するために、正しい付け方や長持ちさせる秘訣を紹介します◎
ネイルチップは可愛いけれど取れやすい!
手軽にさまざまなデザインを楽しめるネイルチップ。
1日単位で使用できるので、休日やお出かけのタイミングに合わせて活用している人も多いでしょう!
セルフだと再現できない手の込んだデザインや、サロンネイルで何万円もかかってしまうような華やかなデザインが、コスパ良く簡単に楽しめるのがネイルチップの魅力♡
最近は、チップの材質やデザインの質もかなり高いので、ネイルチップの利用者はかなり増えているのだとか。
「自爪を休ませたいけれど、ネイルはしたい!」という場合に便利です◎
その反面、ネイルチップは取れやすいことがデメリット。
手軽に装着できるぶん、どうしてもチップが外れてしまうこともあります。
ネイルチップを使ったことがある人なら、外出先でチップが外れてしまった経験があるでしょう。
一度剥がれてしまうと出先で綺麗に装着し直すのは難しく、すべてのチップを剥がすことになったり、1本だけ取れたまま夕方まで過ごすことになったりすることも。
これでは、せっかくのおしゃれが台なしです!
正しい方法で装着すれば、朝〜夜までしっかり自爪に密着させられますよ◎
ネイルチップが取れる原因
ネイルチップが取れる原因には2つの理由が考えられます。
《1》ネイルチップのサイズやカーブが爪に合っていない
自爪とチップの間に隙間ができると、ネイルチップが取れやすくなります。
自爪の形や長さは人それぞれなので、必ずしも市販のネイルチップにフィットするとは限らないのです。
ネイルチップを横から見てみると、わずかにカーブしています。
製品やメーカーによってこのカーブの角度はさまざまで、大きく湾曲しているタイプもあればかなりフラットに近いタイプも。
また、ネイルチップはそれぞれの指に合わせて大きめ〜小さめまで何種類かのサイズに分かれています。
一般的な指のサイズを目安に作られているので、自爪からはみ出してしまったり、逆に自爪が余ってしまったりする可能性が高いです。
これらを無視したままネイルチップを爪にのせても、自爪とチップは馴染みにくいでしょう。
フィットしないと爪とチップの間に隙間が生まれ、そこから空気や水分が入り込みます。
接着剤の粘着力が次第に弱まり、小さな衝撃でもポロッと外れやすくなるのです。
《2》爪に油分・汚れ・甘皮が残っている
自爪とのフィット感を弱めるのは、チップが原因とは限りません。
爪の表面に油分・汚れ・甘皮が残ったままだと、シールやグルーなどの粘着力が大幅に弱まります。
ネイルチップはとても簡単に利用できるアイテムですが、下準備を丁寧に行うことが大切。
爪の表面には見えない汚れや皮脂が付着しやすいです。
指先は体のパーツのなかでも特に乾燥しやすいため、乾燥から肌を守るためにたくさんの油分・水分が分泌されています。
物を取ったり押したりという日常的な動作も多く、知らない間に汚れが溜まりやすいです。
また放置されて伸び切っている甘皮は、ささくれや皮剥けなどの原因に。
本来は菌の侵入防止や保水に役立つ甘皮ですが、古くなった角質層をそのままにしておくと、ネイルチップと自爪との間に隙間ができやすくなるでしょう。
ネイルチップの付け方は3種類!
ネイルチップの装着方法は、主に3種類あります。
シールや両面テープを使ったやり方・専用のグルーを使ったやり方・ジェルネイルを使ったやり方の3パターンです◎
強度レベルでいうと、ジェル>グルー>シールの順。
着脱のしやすさでいうと、シール>グルー>ジェルの順です。
それぞれ付け方や装着時のポイントなどは異なるので注意しましょう。
また、どの方法も取り外したネイルチップは再利用可能ですよ◎
【シール・テープ編】ネイルチップの付け方
ネイルチップの付け方のなかでも特に簡単なのが、シールやテープを使ったやり方。
両面テープのように自爪とチップを貼り付けるだけなので、ネイルチップ初心者さんや不器用さんでも取り入れやすいでしょう◎
扱いやすいぶん水や油分に弱く剥がれやすいデメリットもあるので注意が必要です。
キープ力を上げたい場合は、より粘着性の高い「グミ」を活用するのもおすすめ!
爪先の汚れをオフする
ネイルチップを貼る前には、必ず指先を洗って清潔な状態にしておきます。
余計な油分・水分はもちろん、爪の裏や表面に汚れがついていないことを確認してください。
爪の形や長さにばらつきがある場合は、専用のネイルファイルを使って事前に整えておくのがおすすめです◎
ネイルチップを調整する
ネイルチップの形を自爪に合わせて調整しましょう。
長さ・横幅・カーブを揃えておくことで、自爪とのフィット感がアップして外れにくくなりますよ。
チップを整える際は、爪切りではなくネイルファイルを使ってください。
プラスチック製のネイルチップは爪切りで切りにくく、場合によっては先端が折れたり・ガタついたりすることも。
ネイルファイルで少しずつ整えると、失敗しにくいですよ。
シール・テープを爪に貼る
自爪の上に、シールor両面テープを貼り付けます。
シールを貼る場所は、中央よりもやや下あたりがおすすめ。
自爪からはみ出るとネイルチップが剥がれる原因に繋がるので、シールのサイズが大きい場合は事前にカットしておきましょう。
シールやテープに指が触れると、肌の油分で粘着力が弱まってしまいます。
台紙からシールを剥がすとき・爪にのせるときは必ずピンセットを使うようにしてください。
チップをのせて固定する
チップと自爪は根元を合わせてから、爪先に向かって少しずつ付けるのがポイント。
隙間に空気やゴミが入らないように注意してください。
チップを貼ったら、根元をしっかり固定します。
親指と人差し指で挟み、グッと指圧して空気を抜いてください。
チップを触ってグラつきや歪みがなければ完成です。
【グルー編】ネイルチップの付け方
ネイルチップ専用のグルーを使ったやり方は、シールやテープよりも強度が高め。
水に濡れたり指先をたくさん動かしたりしても、チップが外れにくいです。
グルーは木工用や瞬間接着剤などではなく、ネイル専用と書いてあるアイテムを使いましょう。
爪先の汚れをオフする
ネイルチップを貼る前には、必ず指先を洗って清潔な状態にしておきます。
余計な油分・水分はもちろん、爪の裏や表面に汚れがついていないことを確認してください。
ネイルチップを調整する
ネイルチップの形を自爪に合わせて調整しましょう。
長さ・横幅・カーブを揃えておくことで、自爪とのフィット感がアップして外れにくくなりますよ。
グルーを爪先に塗る
自爪にグルーを適量出して、塗り広げます。
甘皮や皮膚の部分に付くと皮剥け・ささくれの原因になりかねないので、爪の上にだけに塗布してください。
チューブやブラシなどさまざまなタイプのグルーがありますが、初心者さんにはマニキュア感覚で使える「ブラシタイプ」がおすすめ。
グルーの量が多すぎるとチップをのせたときにはみ出てしまうので、出しすぎないように注意しましょう。
チップをのせて固定する
グルーは速乾性が高いので、爪に塗ったらできるだけすぐにチップをのせましょう。
シール同様、根元のラインを合わせてから上に向かって丁寧に装着していきます。
チップをのせたら、指で挟んでグッと押し込みます。
液体タイプのグルーは完全に乾くまでチップがずれやすいです。
指圧しながら自爪とチップの間に隙間ができないよう注意してください。
グルーが完全に乾いてチップがしっかり固定できたらOKです。
【ジェル編】ネイルチップの付け方
ネイルチップの装着方法のなかでも特に密着力が高く取れにくいのが、ジェルネイルを活用したやり方。
接着剤の代わりにジェルを使用するので、水分や衝撃にも強く綺麗な状態をキープしやすいです。
そのぶん、他のやり方よりも手間がかかるので、普段からジェルネイルに慣れていないと少し難しいと感じてしまうかもしれません。
爪先の汚れをオフする
ネイルチップを貼る前には、必ず指先を洗って清潔な状態にしておきます。
余計な油分・水分はもちろん、爪の裏や表面に汚れがついていないことを確認してください。
ネイルチップを調整する
ネイルチップの形を自爪に合わせて調整しましょう。
長さ・横幅・カーブを揃えておくことで、自爪とのフィット感がアップし外れにくくなりますよ。
ジェルを爪先に塗る
自爪の根元〜中央あたりに、ベースジェルorクリアジェルを薄く塗ります。
爪全体にたっぷり塗るとオフが難しくなってしまうので、自爪の半分の面積を目安にしましょう。
チップを貼って硬化する
根元のラインにチップを合わせて、自爪に沿って重ねます。
角度・向きを整えたら、そのままLED・UVライトで硬化してください。
ジェルでチップを固定する際は、できるだけ厚さ・色の薄いネイルチップを選ぶのがおすすめ。
色が濃い・幅が厚いチップはライトの光を遮断してしまい、ジェルが完全に硬化できない可能性があります。
硬化後、ネイルチップを触ってグラつきや歪みがなければOKです。
ネイルチップの持ちを良くする3つのポイント
装着したネイルチップの持ちを良くするために押さえておきたいポイントは3つ。
《1》爪の形・長さを整えておく
1つ目は、自爪の形や長さを整えておくこと。
ネイルチップを長持ちさせるには、自爪とチップのフィット感を高める必要があります。
使用するチップの形や長さに合わせて、自爪もしっかり整えておきましょう◎
爪のお手入れには、爪切りよりもファイルを使うのがおすすめです。
ファイルなら自爪に負担がかからず、細かなカーブや凹凸も丁寧に処理できます。
指の腹で触って引っ掛かりがないか、左右対称にカーブできているかなどを確認しながら、1本1本しっかりお手入れしてくださいね!
ネイルチップをジェルで装着する場合は、爪の表面も軽くファイリングしてください。
表面がツルッとしているとジェルが密着しにくいので、かえってネイルチップの持ちを悪化させる恐れがあります。
シールやグミなどを使ってチップを固定する場合は、磨いた状態の爪でOKです◎
《2》表面の汚れ・油分をしっかり落とす
2つ目は、表面の汚れ・油分をしっかり落としておくこと。
自爪が清潔な状態でないと、ネイルチップとの密着力が弱くなります。
表面や生え際に油分・皮脂が残っている場合も同様です。
ネイルチップを付けるときは、必ず事前にアルコール消毒液で手指消毒を行いましょう。
爪の裏・生え際・両サイドの溝など、細かな部分の汚れもしっかり拭き取ってくださいね◎
《3》フラットなデザインのチップを選ぶ
3つ目は、フラットなデザインのネイルチップを選ぶこと。
ネイルチップは正しく装着するのが難しいので、初心者さんは上手に貼り付けられない可能性があります。
表面がフラットでシンプルなチップのほうが比較的扱いやすく自爪にも良く馴染むので、初心者さんには特におすすめです◎
カーブが強すぎるチップは自爪から浮きやすく、場合によってはすぐに取れてしまいます。
また、ネイルチップを選ぶ際は素材の柔らかさにも注目しましょう。
ネイルチップはある程度ソフトな質感のほうが自爪にフィットさせやすいです。
指で挟んだときに軽くしなるくらいの弾力があるものを選ぶと良いでしょう。
ネイルチップの正しいオフ方法
ここからは、ネイルチップの正しいオフ方法を解説します。
シール・テープ・グミなどを使った場合とグルー・ジェルを使った場合ではオフのやり方も少し異なるので、ご自身のネイルに合わせて参考にしてくださいね◎
シール・テープで装着した場合
シールやテープで装着した場合は、指先をぬるま湯に浸しながらオフするのがおすすめ。
水分を含んだシールは粘着力が弱まって剥がれやすくなるので、余計な力を入れずにオフできます◎
チップを剥がしたあとは水分を拭き取って、ネイルオイルやハンドクリームで保湿ケアをしましょう。
シールを綺麗に取り除けば、剥がしたネイルチップはまた再利用できますよ!
グルー・ジェルで装着した場合
グルーやジェルで装着した場合は、専用のリムーバーを使ってオフします。
チップと自爪の隙間にリムーバーを染み込ませて、だいたい1〜3分ほど放置しましょう。
リームーバーが自爪とチップの隙間にしっかり浸透したら、ウッドスティックを差し込んでチップを剥がしていきます。
無理に力を入れて剥がそうとすると自爪を傷める原因になるので、剥がれにくい場合は再度リムーバーを塗り込んでください。
チップを剥がしたあとは、シールのときと同様に保湿ケアを行いましょう◎
ネイルチップを上手に活用して気軽に指先のおしゃれを楽しもう♡
手軽に着け外しできるネイルチップは1日限定で使えるので、お仕事や学校でネイルができない人にもおすすめです。
上手に活用して指先のおしゃれを楽しんでくださいね!
※本記事で紹介する施術事例は一例です。ご自身の担当者と相談のうえ、最適な施術方針を決めていただくことをおすすめします。
※写真はあくまでイメージです。実際のモデルの年齢・性別・美容診断結果等と異なる場合がございます。
※施術によってはアレルギー反応や赤み等のリスクが生じる場合がございます。ご不安のある方は必ず担当者や担当医に事前確認を行なってください。

