「デリケートゾーンの悩みがあるけれど人に相談しづらい…」という人も多いはず。
デリケートゾーンは体の中でも特に繊細なパーツだからこそ、正しいケア方法と知識を知っておくことが大切です◎
記事では、黒ずみ・におい・かゆみ・肌荒れなどのトラブルを防ぐ方法やケアのやり方を解説します。
意外と知らない?デリケートゾーンの正しいケア方法
「このやり方で合っているのかな?」と思いながらも、自己流でデリケートゾーンのケアを行なっていませんか?
においや黒ずみ、かゆみなどの悩みを感じても、友人や家族に相談するのは気が引けるもの。
そこで、この記事では女性が気になりやすいデリケートゾーンの正しいケア方法をわかりやすく紹介します。
デリケートゾーンに関する悩みを抱えている方は、ぜひ記事の内容を参考にケアを始めてみてください。
デリケートゾーンのケアが大切な理由
デリケートゾーンは、全身のなかでも特に敏感で繊細なパーツです。
皮膚が薄く粘膜にも近いため、外部からの刺激や摩擦、洗浄剤などの影響を受けやすいです。
また、通気性が悪く湿度がこもりやすいため、菌の繁殖やにおい、かゆみ、黒ずみといったトラブルが起こりやすい傾向にあります。
特に、月経時やおりものの量が多い時期は、肌トラブルが起こりやすいでしょう。
このようなトラブルを放っておくと、慢性的な肌荒れや色素沈着につながる可能性が高くなります。
さらに、見た目やにおいへの不安があると、自分に自信が持てなくなったり、人との距離感にも影響が出たりすることも。
そのため、デリケートゾーンを丁寧にケアすることで、見た目や衛生面だけでなく心の安定にもつながります◎
【デリケートゾーン】よくある悩みの原因・解決法
正しいケアを学ぶ前に、デリケートゾーンに関するよくある悩みとその原因をチェックしておきましょう。
黒ずみ
デリケートゾーンの黒ずみは、多くの女性が気にしている悩みのひとつ。
黒ずみの主な原因は、摩擦や刺激によるメラニンの蓄積です。
締め付けの強い下着やナプキンのこすれ、ムダ毛の自己処理の繰り返しなどによって肌が慢性的なダメージを受けることで、メラニンが蓄積しやすくなります。
黒ずみを目立ちにくくするには、まずデリケートゾーンへの過度な刺激を減らすことが大切です。
におい
汗・皮脂・経血・おりものなどの分泌物が溜まりやすいデリケートゾーンは、においが発生しやすい部位です。
特に、生理中や夏場はにおいがこもりやすく、加えて雑菌も繁殖しやすいので注意が必要です。
ついついボディソープでゴシゴシと念入りに洗いたくなりますが、実は洗いすぎも注意が必要です。
デリケートゾーンには、膣や周辺組織の自浄作用を促す常在菌が潜んでいます。
身体に必要な菌や皮脂まで洗い流してしまうと、においの原因になる雑菌が繁殖しやすくなるのです。
特に、アルカリ性のボディソープは洗浄力が強く、体に必要な菌も洗い流してしまうため要注意といえます。
かゆみ・ヒリつき
デリケートゾーンにおけるかゆみやヒリつきの原因はさまざまですが、主に以下の3つが挙げられます。
- 洗浄剤やナプキンなどの接触による刺激
- 汗や分泌物によるムレ
- 自己処理や衣類による摩擦や乾燥
生理中やその前後など肌が敏感になっているときは、普段使っているアイテムでも突然かゆみやヒリつきが出ることがあります。
肌本来の力が弱まっていたり、ホルモンバランスが崩れていたりするため、ちょっとした刺激に敏感になりやすいです。
また、通気性の悪さからくるムレも、かゆみを引き起こす原因のひとつ。
汗をかきやすい夏場はもちろん、厚着で体温が上がりやすい冬場も注意が必要です◎
自己処理による肌荒れ
カミソリや毛抜きによるムダ毛の自己処理は、肌にダメージを与えやすく肌荒れや埋没毛、黒ずみの原因になりやすいです。
特に、デリケートゾーンのなかでも粘膜に近い部分は皮膚が薄く、刺激にもかなり弱い部位です。
そのため、カミソリ使用後に保湿をしなかったり、毛の流れに逆らって処理したりなどの行為で、炎症が起こる可能性も高くなります。
デリケートゾーンの正しいケア方法
デリケートゾーンのケアは、“洗う・拭き取る・保湿する・身につける“という流れに沿って、丁寧に行うのが基本です。
正しいケア方法がわからない人やデリケートゾーンのお悩みが絶えない人は、ぜひ以下で紹介する方法を参考にしてくださいね◎
洗う前に手を清潔に
まずは手洗いをしてからケアをスタートします。
雑菌だらけの手でそのままデリケートゾーンに触れてしまうと、かゆみや炎症の原因につながる可能性があるからです。
爪が長い人は、事前に短く切りそろえておくのがおすすめ。
先端でデリケートゾーンの粘膜や皮膚を傷つけるリスクを軽減できますよ◎
優しく洗う
デリケートゾーンを洗うときは、ボディソープではなく専用の石鹸やソープを使うのがおすすめです。
使用するソープを変えるだけでも、デリケートゾーンの清潔度や悩みが軽減する可能性があります。
通常のボディソープや石鹸は、洗浄力の高いアルカリ性の製品が多いです。
汗・皮脂・外気などの汚れを落とすにはとても効果的ですが、アルカリ性のソープは弱酸性のデリケートゾーンとは相性が良くありません。
一方で、専用のソープはデリケートゾーンに合ったpHバランスで作られており、保湿力も高いです。
洗う際は、ゴシゴシ擦らず手のひらを使って優しく洗うのがポイント◎
また、デリケートゾーンを洗う際は、膣の中は避けましょう。
石鹸やソープは粘膜にとって刺激が強く、トラブルの原因になりやすいためです。
どうしてもにおいやムレが気になる場合は、ドラッグストアなどで販売されている専用のアイテム(使い捨てビデなど)を使用する方法もあります。
ご使用の際は、必ず製品の取扱説明書をよく読んで正しくお使いください。
すすぎと拭き取りは丁寧に
洗浄剤が残ると刺激になるので、ぬるま湯でしっかりすすぐことが大切です。
このとき、強く擦るのはNG。
手や指の腹で優しくすすぎましょう◎
洗ったあとは、タオルで押さえるように水気を拭き取ることで肌への刺激を防げます。
保湿ケアをする
デリケートゾーンも顔や体と同じように乾燥します。
洗浄後は、低刺激の保湿剤や専用のジェル・クリームなどを使ってしっかり保湿しましょう。
保湿成分が入ったアイテムを使うと、より効果的です。
強いにおいが苦手な場合は、無香料の製品を選ぶのがおすすめ。
保湿をすることで、摩擦による黒ずみ軽減やバリア機能の維持にもつながりやすいです◎
通気性の良い下着を身につける
デリケートゾーンケアの最後に重要なのが、下着の見直しです。
ムレやすいデリケートゾーンには、通気性が良く肌に優しい素材の下着がおすすめといえます。
天然のコットン100%やシルクの下着は肌への刺激が少なく、敏感肌・乾燥肌の人でも使いやすいです。
逆に、化学繊維の下着は通気性が悪く、場合によっては肌に刺激を与える恐れがあるので注意しましょう。
また、過度な締め付けがある下着は摩擦による黒ずみの原因になるため、ゆったりとしたサイズのものを選ぶのもポイント◎
シームレスタイプのパンツは使い心地が良く、デリケートゾーンへの負担も軽減しやすいといわれています。
ミニモでフェムケアサロンを予約しよう!
デリケートゾーンはとても繊細な部分であるため、自己流のケアに不安がある場合は、専門知識を持つプロの手を借りるのがおすすめです♡
ミニモでフェムケアをするメリット
- フェムケア専門スタッフに相談できる
- 施術内容が明確だから安心
- 通えるエリアや価格で絞り込みができる
ミニモには脱毛サロンも多数掲載されているため、デリケートゾーンのデイリーケアをしたい人だけでなく、VIOの脱毛にチャレンジしたい人にもおすすめです♡
自分の住んでいるエリアや予算に合わせてサロンや施術内容の絞り込みができるので、効率的にサロンを探せますよ!
デリケートゾーンのケアに関する注意点
繊細で敏感なデリケートゾーンを清潔に保つには、正しい方法・知識を押さえてケアするのが大切です。
ここでは、フェムケア初心者さんでもわかりやすい基本的なポイント5つを紹介します◎
ゴシゴシと洗うのはNG
ゴシゴシと洗うのは、デリケートゾーンの粘膜や皮膚を傷つける可能性があるのでおすすめしません。
粘膜や肌が傷つくと外部の刺激や乾燥から過剰に身体を守ろうという働きが強くなり、かえってかゆみや黒ずみなどのトラブルを引き起こしやすくなります。
そのため、石鹸はあらかじめ泡立てておき、指の腹で優しくなでるように洗いましょう。
また、膣内をソープで無理やり洗うのもNGです。
基本的に膣内は自浄作用があるため、無理に洗う必要はありません。
ただ、経血やおりものなどの分泌物が多いと気持ち悪くてスッキリしないときもあるでしょう。
そのときは、膣内洗浄専用のアイテムを使って洗うのがおすすめです◎
たとえば、ドラッグストアのフェムケアコーナーなどに使い捨てタイプの膣内用ビデが置いてあるので、探してみてください。
過度な洗浄やケアは逆効果
においや汚れが気になるからといって何度も洗うと、本来の常在菌バランスが崩れる原因になります。
過度に洗うのもデリケートゾーンの肌トラブルにつながる危険性があるので、注意しておきたいポイントです◎
デリケートゾーンの洗浄は、多くても1日1〜2回程度を目安にしましょう。
出先や生理中でどうしてもムレや不快感が気になるという場合は、デリケートゾーン専用のシートで汗や汚れを軽く拭き取るのがおすすめです。
デリケートゾーン専用の石鹸を使う
一般的なボディソープは、洗浄力が強すぎたりpH値が合わなかったりすることがあります。
デリケートゾーンを洗う場合は、専用のソープや石鹸などを使うようにしましょう。
どんなアイテムを選べばいいか迷ったときは、「弱酸性」「低刺激」「界面活性剤不使用」と書かれているものを探すのがおすすめ。
また、デリケートゾーンは乾燥しやすい部位なので、コラーゲン・グリセリン・アロエベラ・ヒアルロン酸などの保湿状態を高める成分が含まれているソープを使うのもポイントです♡
肌に合わない場合はすぐに使用を中止する
専用のフェムケアアイテムを使ってお手入れをしていても、肌荒れやトラブルを引き起こすことがあります。
かゆみや赤みなどが現れたら、そのアイテムが肌に合っていないサインです。
使用をすぐに中止し、必要に応じて皮膚科を受診しましょう◎
低刺激のアイテムを使っているからといって、必ずしも肌トラブルにならないというわけではありません。
体質によって炎症反応が出たり、不快感が強くなったりする可能性もあります。
特に、敏感肌の人やデリケートゾーンに肌トラブルがある人は注意が必要です。
ホルモンバランスの影響を考慮する
生理前後や排卵期など、ホルモンバランスの変化によって肌の状態が不安定になりやすい時期があります。
普段よりも刺激を感じやすいときは、ソープを使わずに水洗いと保湿をするだけに留めましょう◎
自分の体調としっかり向き合いながら、状態に合ったやり方でケアすることが大切です。
デリケートゾーンのケアに関するFAQ
最後に、デリケートゾーンのケアに関するFAQを紹介します。
疑問・不安があればこちらの回答を参考にしてくださいね!
デリケートゾーンは毎日洗うべき?
基本的には毎日1回、入浴時に優しく洗うことが推奨されています。
汗やおりものが気になるときは、デリケートゾーン用のウェットシートや専用アイテムで拭き取るなどでケアしても良いでしょう◎
ただし、洗いすぎると常在菌のバランスが崩れるため過度な洗浄は避けるのが無難です。
生理中はどうやってケアすればいい?
生理中は肌が敏感になりやすくムレやすいため、特に丁寧なケアが必要です。
ナプキンはこまめに交換し、かぶれを防ぐために通気性の良い下着を選びましょう。
入浴時は、経血を優しく洗い流す程度でOKです。
汚れやにおいが気になる場合は、デリケートゾーン専用の低刺激な洗浄剤を使用しても良いですが、ぬるま湯や水で洗い流すだけでも問題ありません。
デリケートゾーンの黒ずみはケアで目立ちにくくすることは可能?
デリケートゾーンの黒ずみの多くは、日々の摩擦や自己処理、乾燥が原因となっている場合がほとんど。
刺激を減らし、保湿を続けることで徐々に目立ちにくくなる可能性もあります。
ただし、上記の黒ずみケアは即効性があるわけではなく、また効果の出方に個人差があります。
医療機関で相談できる場合もあるので、どうしても気になる人はクリニックを受診しましょう。
デリケートゾーンのムレを軽減するには?
デリケートゾーン特有のムレを解消するには、VIO周辺の通気性を良くするのが大切です。
下着の見直しやアンダーヘアの処理などによって、ムレやすさを軽減できます◎
おりものが多い時期は、シートをこまめに取り替えるのもおすすめですよ。
正しいケア方法を知ってデリケートゾーンを清潔に保とう
デリケートゾーンのケアは、健康と美容の両面から見ても非常に大切な習慣です。
悩みを抱えやすいパーツだからこそ、正しい知識と方法で丁寧にケアをしましょう。
セルフでのケアが難しい場合は、サロンでプロにお願いすると安心ですよ♡
※本記事で紹介する施術事例は一例です。ご自身の担当者と相談のうえ、最適な施術方針を決めていただくことをおすすめします。
※写真はあくまでイメージです。実際のモデルの年齢・性別・美容診断結果等と異なる場合がございます。
※施術によってはアレルギー反応や赤み等のリスクが生じる場合がございます。ご不安のある方は必ず担当者や担当医に事前確認を行なってください。